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第2章 測定方法
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電路の使用電圧の区分 絶縁抵抗
判定基準
300 V 以下 対地電圧 150 V 以下 0.1 MΩ
対地電圧 150 V 超過 0.2 MΩ
300 V 超過 0.4 MΩ
注記
・絶縁抵抗は印加電圧と漏れ電流の比ですので、もともと不
安定なものです。被測定物によっては指針が安定しない場
合がありますが故障ではありません。
・測定中、本器から発振音が聞こえることがありますが、故
障ではありません。
・大地に対する絶縁を測定するときや被測定物の一端が接地
されているときは、大地側(接地側)にアースプローブの
先端を接続します。従来からこの方が測定値が小さくなる
ことが多く、絶縁不良の検知には適切であるとされていま
す。
・被測定物に容量成分が含まれる場合は、MEASURE スイッ
チを押した直後には、指針は実際の抵抗値より小さい左側
の抵抗目盛まで振れ、その後実際の抵抗を指示します。
・MEASURE スイッチはカチッと音が聞こえるまで、十分に
押してください。押し方が不十分な場合、指針が∞から動
かず正しい測定ができません。
参考 電気設備技術基準 58